ベイトでいこう！

メタルジグなんかのフロントフックと言うと・・・


フックそのもをフロントにセットするのが一般的だ。

まさしくそれがフロントフック。


しかしバベルの場合私の知る限りその逆だ。
糸をつなぐ位置はそもそもルアーのリアな訳だ。

バベルならまだしもアトミックなんかの場合
完璧な前後非対称・・・

最終的に何を求めるかという事になるのだが


後ろと前・・・


はたしてどのように違うのだろうか・・・


■■■

バベルにはウエイトが３種類ある。

ご存知の通り０，５ｇ、０，７ｇ、１ｇの３種類だ。

この中でマスをただ釣る事だけを考えれば
明らかに０，５ｇが有利だ。

それはなぜかと言えば
フォールスピードが遅いからに他ならない。

フォールスピードが遅いという事は
スローに誘うという事である。

この考え方は横に引くスプーンでも同じ事だ。



管釣業界では「縦」と呼ばれているフォールの釣りで
なぜフロントフックにセットしたルアーを
使われる方が多いのだろうか。

全ての方がそうだとは思わないが
おそらくルアーとフックを一体化させる事により
フッキング性能を向上させる為ではないだろうか。

こうする事によりフッキング性能がアップする事は
間違いないだろう。

これだけが理由の場合フックがルアーそのもののフロントでろうが
リアであろうがどちらでもいいだろう。



しかし・・・


私的にはもう一つ・・・
前後の違いで意識している事がある。


それはフォールスピードの違いだ。


一見丸型に見えるバベルでも完璧な前後非対称だ。

この非対称のルアーのどちらにフックをセットし
ラインに繋ぐかによりその動きやフォールスピードの
違いが必ずあるはずだ。

できればフォールスピードは遅いほうがいい。

形的に考えて細くなっているほうにフックをセットしたほうが
バランスが取れ、沈下速度も遅くなると思うのだが・・・



そこで実験・・・









まずはバベル。


前後違いのものを用意し
３ｌｂの糸を結び風呂に水を張り
そこに落としてその違いを確かめる。


この実験に興味津々の娘も立ち会いたいらしい（笑）


で、二人で蒸し暑いお風呂場で試した結果・・・


バベルの場合は若干ではあるが当初の予測通り
通常使用とは逆の位置へのフックセットのほうが
沈下速度は遅かった。

一般的なバベルのフロントフックと言われる向きとは
逆セッティングだ。

ちなみにこちらのほうがイレギュラーな
アクションを誘発している事も興味深い。


ちなみに現在の私的セッティングは全てこちら向き。


しかしながら特に大きな差があった訳ではないので
どちらでもいいだろうというのが実験結果を受けての感想だ。


＜追記＞　ちょっと表現がわかり難くなったおりますがバベルに関しては
　　　　　　　細い方へのセットが私的使用方法ですね！










さて次にアトミック。

こちらはバベル以上にはっきりとした前後非対称である。
一般的なスプーンの原型をとどめている。


こちらもバベル同様の方法で実験スタート！



すると・・・



これは予想外の結果！


こちらはルアーのもともとのリアである　←訂正
位置へのフックセットのほうが明らかに
沈下スピードが遅かった。

フォールの姿勢も安定していた。

要はフロントのリングを外すだけでＯＫだ。　←訂正
更にバベルよりも沈下速度が若干遅いようにも感じた。
もちろん正確なデータではないのだが・・・

（バベル０，７ｇに対しアトミック０，８ｇ）


というわ訳でアトミックの場合はこちらに決定。


はたしてこの選択が
どれ程の効果を発揮するかは不明だが
正攻法で言うならば間違いなく沈下速度は
遅いほうが有利だ。


特にベイトオンリーの私にはこのような工夫が必要不可欠・・・



さて・・・

あとは現場でマスちゃん相手に試すのみ。




しかし・・・

いつもの事ながら
超私的考察なのであしからず・・・




↓そして・・・押す。