2017年05月31日
北の大地にイトウを求めて・・・最後の時
腹ごしらえを終え、それっぽいルアーも幾つか仕入れた
所でいよいよこの旅の最後の釣りに向かう。
日曜の夕方の時合と言う事で相当数の釣人が予測される事から
早めに着いて釣り場を確保しなければならない。
現地に着くとやはりかなりの数の
釣人が至る所で竿を振っている。
まだプライムタイムには早いが
とりあえず正装して水辺に立つ。
しかしながら意外と我々の入りたいポイントは
不人気らしく、うまくうまい具合に空いている。
恐らくこのポイントを良く知っている釣人からすれば
浅すぎて釣りにならない場所なのだろう。
前日、前々日はたまたま濁りが入りたまたまいい
タイミングだったのだろう。
しかしながら僕的には流れをつかみやすく、尚且つ魚の回遊を待てるいいポイントであり、それはこの後の釣果でもあながち間違ってはいないと確信出来る。
正直に言うとこのタイミングでもそこそこのバイトがあり、そこそこの数のイトウが釣れた。
しかしどうも記憶が曖昧で全てを思い出す事が出来ない。
それはきっと僕が釣りたい魚じゃなかったから
なんじゃないかと思う。
どうしても大型のイトウらしい魚を釣りたい・・・
特に最後の最後くろさんがまたもや目の前で釣り上げた
良型を見て、そんな感情が膨れ上がった。
夕日をバックに時間の許す限り日が暮れる
最後の最後まで竿を振り続けた。
しまいには疲れからか投げる事も
ままならないくらい投げた。
これだけ投げ続けたのはここ最近には
記憶に無いくらい投げた。
時合が過ぎ、魚からの反応が無くなってきて、もうこれ以上やっても無駄だと言う事は十分分かっていているにも関わらずしつこく投げ続けたのは、投げる事を止めた瞬間が北海道での釣りの終わりを意味する事を知っているから。
いよいよ水辺から上がらなければならないその間際まで、番長さんとひでちゃんと三人で最後の一投を無邪気な子供のように何度も何度も繰り返し、北海道での最後の釣りを名残惜しんだ。
後ろには最後にいい魚を仕留めて一足先に納竿したくろさんが最後の最後のクライマックスを信じてじっとカメラを手に待ち構えていてくれていたが、無情にも我々にその時が訪れる事は無かった。
こうして最後の時はやってきた。
意を決して岸に上がりさて竿からルアーを外そうかと言ういざその時さえも、糸を切る行為を躊躇してしまうくらい名残惜しかった。
最後までしつこく釣人あるある的な行動をとり続ける番長さんと僕を見て小学生低学年レベルなやっちゃなーときっとくろさんは思った事だろう。
でもいいんです。
所詮男なんてどんなに歳とったって
こんなもんなんだから。
宿に帰り最後の晩飯を頂きながら、あっと言う間に過ぎ去った3日間をみんなで振り返る。
宿のおかみさんの話し聞く限り、とんでもなく良い日に当たったのはどうやら間違いないらしく、それを聞いた事で更にこの旅の素晴らしさに拍車が掛かったような気がする。
良い日もあれば悪い日もある、とはよく言うが、中々その良い日に当たる事が無いのも釣りの面白さ。
そんな事を知っているからこそこの奇跡的なタイミングで来られた事に改めて驚きを隠せない。
さて、一息ついたら最後の仕上げ。
超絶パズル並みの難解さが予想されたパッキングだ。
苦労しながらなんとか無事に終えて
最後の祝杯を上げ、床み着いた。
そして最終日の朝。
この旅で初めてゆっくりと寝て、初めておむすび以外の
宿らしい朝飯を頂いた。
宿での朝飯だけは何故だか普段食べない米を
たらふく食ってしまうのはいつもの事。
最後に宿の玄関先で記念写真を撮り、おかみさんに
何度も挨拶をして宿を後にした。
本来ならその足でレンタカーを返し空港に向かうのだが、誰からともなくもう一度あの川へ・・・と言い出したよな気がしたと思ったら、気が付いたら僕等はその川に立っていた。
心なしか言葉少なな所が物悲しさを倍増させる。
足元を悠々と泳ぐイトウ。
また必ず来るからそん時は遊んでくれよな・・・。
ひとしきり散々釣りをした想い出深い川を眺めた後
これが本当に最後の最後・・・
後ろ髪を引かれる思いでその川を後にした。
空港までの道はこれまで通ってきた海岸沿いではなく、山道を通って行く事にした。
そう言えばこの地で動物に会ってないな・・・
最後のドライブでエゾシカに出会えないかと願ったが、残念ながら何事も起こらなかったのはやはりこの車に取り付けてられている「鹿笛」のせいか・・・。
恐らくこちらでは野生の鹿との事故が多いせいで、鹿を寄せ付けない装置が取り付けられているのだろう。
そんな最後のドライブ終え、レンタッカーを返し空港へ。
空港でいつものように軽口をたたいて
気軽にお別れするのはお約束。
こうして楽しかった旅は終わりを告げた・・・。
所でいよいよこの旅の最後の釣りに向かう。
日曜の夕方の時合と言う事で相当数の釣人が予測される事から
早めに着いて釣り場を確保しなければならない。
現地に着くとやはりかなりの数の
釣人が至る所で竿を振っている。
まだプライムタイムには早いが
とりあえず正装して水辺に立つ。
しかしながら意外と我々の入りたいポイントは
不人気らしく、うまくうまい具合に空いている。
恐らくこのポイントを良く知っている釣人からすれば
浅すぎて釣りにならない場所なのだろう。
前日、前々日はたまたま濁りが入りたまたまいい
タイミングだったのだろう。
しかしながら僕的には流れをつかみやすく、尚且つ魚の回遊を待てるいいポイントであり、それはこの後の釣果でもあながち間違ってはいないと確信出来る。
正直に言うとこのタイミングでもそこそこのバイトがあり、そこそこの数のイトウが釣れた。
しかしどうも記憶が曖昧で全てを思い出す事が出来ない。
それはきっと僕が釣りたい魚じゃなかったから
なんじゃないかと思う。
どうしても大型のイトウらしい魚を釣りたい・・・
特に最後の最後くろさんがまたもや目の前で釣り上げた
良型を見て、そんな感情が膨れ上がった。
夕日をバックに時間の許す限り日が暮れる
最後の最後まで竿を振り続けた。
しまいには疲れからか投げる事も
ままならないくらい投げた。
これだけ投げ続けたのはここ最近には
記憶に無いくらい投げた。
時合が過ぎ、魚からの反応が無くなってきて、もうこれ以上やっても無駄だと言う事は十分分かっていているにも関わらずしつこく投げ続けたのは、投げる事を止めた瞬間が北海道での釣りの終わりを意味する事を知っているから。
いよいよ水辺から上がらなければならないその間際まで、番長さんとひでちゃんと三人で最後の一投を無邪気な子供のように何度も何度も繰り返し、北海道での最後の釣りを名残惜しんだ。
後ろには最後にいい魚を仕留めて一足先に納竿したくろさんが最後の最後のクライマックスを信じてじっとカメラを手に待ち構えていてくれていたが、無情にも我々にその時が訪れる事は無かった。
こうして最後の時はやってきた。
意を決して岸に上がりさて竿からルアーを外そうかと言ういざその時さえも、糸を切る行為を躊躇してしまうくらい名残惜しかった。
最後までしつこく釣人あるある的な行動をとり続ける番長さんと僕を見て小学生低学年レベルなやっちゃなーときっとくろさんは思った事だろう。
でもいいんです。
所詮男なんてどんなに歳とったって
こんなもんなんだから。
宿に帰り最後の晩飯を頂きながら、あっと言う間に過ぎ去った3日間をみんなで振り返る。
宿のおかみさんの話し聞く限り、とんでもなく良い日に当たったのはどうやら間違いないらしく、それを聞いた事で更にこの旅の素晴らしさに拍車が掛かったような気がする。
良い日もあれば悪い日もある、とはよく言うが、中々その良い日に当たる事が無いのも釣りの面白さ。
そんな事を知っているからこそこの奇跡的なタイミングで来られた事に改めて驚きを隠せない。
さて、一息ついたら最後の仕上げ。
超絶パズル並みの難解さが予想されたパッキングだ。
苦労しながらなんとか無事に終えて
最後の祝杯を上げ、床み着いた。
そして最終日の朝。
この旅で初めてゆっくりと寝て、初めておむすび以外の
宿らしい朝飯を頂いた。
宿での朝飯だけは何故だか普段食べない米を
たらふく食ってしまうのはいつもの事。
最後に宿の玄関先で記念写真を撮り、おかみさんに
何度も挨拶をして宿を後にした。
本来ならその足でレンタカーを返し空港に向かうのだが、誰からともなくもう一度あの川へ・・・と言い出したよな気がしたと思ったら、気が付いたら僕等はその川に立っていた。
心なしか言葉少なな所が物悲しさを倍増させる。
足元を悠々と泳ぐイトウ。
また必ず来るからそん時は遊んでくれよな・・・。
ひとしきり散々釣りをした想い出深い川を眺めた後
これが本当に最後の最後・・・
後ろ髪を引かれる思いでその川を後にした。
空港までの道はこれまで通ってきた海岸沿いではなく、山道を通って行く事にした。
そう言えばこの地で動物に会ってないな・・・
最後のドライブでエゾシカに出会えないかと願ったが、残念ながら何事も起こらなかったのはやはりこの車に取り付けてられている「鹿笛」のせいか・・・。
恐らくこちらでは野生の鹿との事故が多いせいで、鹿を寄せ付けない装置が取り付けられているのだろう。
そんな最後のドライブ終え、レンタッカーを返し空港へ。
空港でいつものように軽口をたたいて
気軽にお別れするのはお約束。
こうして楽しかった旅は終わりを告げた・・・。
Posted by you. at 11:18│Comments(0)
│☆イトウ