2017年03月28日
言い得て妙

九頭竜今季5回目。
今回もバイト一つなかったけど
この心地よさはなんでしょう。
「サクラマスは一匹釣ってからが本番・・・」
なんて言うらしいけど
今はその意味が良くわかる。

九頭竜川のサクラマスを狙い初めてから約4年が経つけど、正直昨年まぐれで釣れるまでの3年の間、ほぼ「釣りを楽しむ」なんて事はなかったと思う。
確かに初めて九頭竜川を訪れた「あの日」は色んな意味で想い出深いけれど、それ以降あまりいい想い出が浮かばない。
何の手がかりもなく、なんの根拠もなく、ただただネットで公開されてる釣果情報だけを心のよりどころに、寒風吹きずさむ河原で一人黙々と竿を振る。
しまいにはなんでこんな事やってんだろ・・・って。
だからこそ釣れた時の感動が大きいんだって今なら簡単に言えるけど、その当時はもうそんな事すら想像も出来なくなってた。
そんな心境だったからこそ、昨年ゴッキーさんが僕の目の前でサクラマスを釣り上げたのは衝撃的で、本当に何とも言えない複雑な気持ちになったし、逆に良い意味での心境の変化も非常に大きかったんだと思う。
どんな魚でもそうだと思うけれど、やはり「初めての一匹」の価値は非常に大きいと思うし、「一匹釣ったら百匹釣ったも同然」とはほんとに良く言ったものでまさに言い得て妙だと思う。

今年釣れてくれたあのサクラマス・・・
あれは間違いなく昨年釣れてくれたあの一匹が、もっと言えばゴッキーさんが僕の目の前で釣ったあの一匹があったからこその魚。
幻が現実となり、忘れかけていた釣り本来の
楽しみを思い出す事が出来たんだと思う。
あれだけ辛かった何も起こらない
九頭竜川での釣り。

一昨日の早朝に九頭竜川に着いて、何も起こらないまま夕刻を迎え、まだ帰りたくなくってそのまま思いつきで一泊。
釣れないのになんでこんなに楽しいいんだろうか・・・
なるほどそう言う事か。
「サクラマスは一匹釣ってからが本番」
こちらもまさに言い得て妙だ。
Posted by you. at 17:43│Comments(0)
│☆サクラマス