ベイトでいこう！

ベイスペのコンセプトと言えば・・・


私が目指したものは１ｇをストレスなく投げられる掛けのロッドだ。

スピニングならばなんの問題無いこのコンセプトだが
ことベイトロッドとなると話しは別。

言わばこの相反する性能を最大限に求めたものが
私のオリジナルロッドのベイスペなのだ。

そしてその思惑はかなりのレベルで達成された。


しかし・・・


■■■

「１ｇをストレスなく投げられる掛けロッド」


このコンセプトを満たす為の苦肉の策として採用したのが
実は「ソリッドティップ」だ。

ソリッドティップは極細で超しなやかな操作性を発揮してくれる
きわめてソフトなティップ。

このソフトでしなやかな特性を１ｇを投げる為の「しなり」として利用する為に
このブランクを採用した訳だ。

そんな訳でベイスペにおいては本来の「食い込みの良いティップ」
という意味でのソリッドティップではないのだ。

これにより私の当初の目的はかなりのレベルで達成された訳だが
使いこんでいくうちに少々不満な点も目に付くようになってきた。

基本的にベイスペは管釣りでの使用を想定してカスタマイズした。
それもフォールでの使用がメインだ。

この釣りはティップでのアクションを特に必要とする釣りではなく
積極的にルアーを動かす必要のない釣りだ。

その為管釣りで使用する上においては特に不満はなかったのだが
いざバス釣りで使うとやはりソリッドティップのデメリットが目に付くようになってきた。

それは何かと言うと・・・


「ティップの戻りの遅さ」　だ。


これによりすばらしい食い込みの良さを発揮してくれる訳だが
ルアーに細やかなアクションをくわえるには少々動きが鈍い。

これはあくまで個人的な感覚でもあるだろうが
それがソリッドティップの特性でもあるのだ。

ここに違和感を強く覚えるようになった私が考える事は一つ・・・

それはもちろん


「ベイスペ　チューブラーティップ仕様」


のカスタマイズに他ならない。











既に浜のウェーディングで使用している時から
感じていた事ではあるのだが
ここへきてそのストレスが大きくなってきたのだ。

それは季節的に軽量ルアーを使用する釣りに
移行してきているのが原因だろう。

やはり繊細かつキビキビと動かそうと思えば
チューブラーティップのほうが上手なのだ。


それからもう一つ・・・

チューブラーティップのロッドを作成しようと思った理由に
ベイスペの許容範囲の狭さがある。

ベイスペのブランクのスペックはＭＡＸ３ｌｂ、１/８ozだ。

もちろんこれはカタログスペックであり
全てそれに従う必要はないだろう。

しかしボートからならいざ知らず
さすがに丘っぱりでは少々繊細すぎるのは否めないのだ。

もちろん管釣りで使用する分には全く問題はないのだが・・・


そこでもうワンランク上の強さが必要だと感じた訳だ。

既にめぼしいブランクを見つけており
１/３２oz～３/１６ozで７fオーバーのブランクが第一候補だ。

最長７，６fまでを視野に入れているのだが
取り回し性を考慮すると・・・！？

もちろんアクションはファーストテーパー。
どちらかといえばレギュラーに近いファーストがいい。


ベイスペをカスタマイズしてからというもの
既製品を購入しようという気があまり起こらない。

やはり全て自分の好みどおりのロッドを使うほうが
確実に満足度が高いのだ。

既に約５ヶ月の間ベイスペを使用してきたが
この間全く不具合は発生していない。

感度も超良好なのだ（＾＾）


そんな訳で・・・

もう少し時間は掛かりそうではあるのだが
かなり現実身を帯びてきている構想だったりするのだ（＾＾）ｖ


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